2024年9月11日
ヒアルロン酸注射(注入)に副作用はある?失敗・後悔を防ぐポイントを解説
ヒアルロン酸注射は短時間でできる施術なのに、見た目の印象を大きく変えられるため若い世代だけでなくエイジング対策をする世代にも人気があります。
身近になっているヒアルロン酸注射ですが、試してみたいものの初めての施術となると副作用や失敗への不安は大きいはずです。
本記事ではヒアルロン酸の代表的な副作用や顔それぞれの部位に起こりやすい失敗例を解説します。ヒアルロン酸注射で起こる失敗や後悔を防ぐために、どのようなことに気を付けるべきなのかも合わせてお伝えします。
目次
ヒアルロン酸注入の副作用
ヒアルロン酸には肌を保湿する作用があり、皮膚に注入することでふっくらとボリュームを持たせてハリやツヤをアップさせられます。しかし、注入する部位やヒアルロン酸の種類などによってさまざまな副作用が起こる可能性があります。
● 内出血
● 腫れやむくみ
● 痛み
● 違和感(ツッパリ感、表情の動かしにくさなど)
● チンダル現象
● しこり
● アレルギー
● 感染
● 血流障害
内出血や腫れ、痛みは比較的起こりやすい副作用です。違和感は、初めてヒアルロン酸を注入したときに生じやすい副作用です。
ヒアルロン酸が皮膚表面に透けて見える「チンダル現象」や「しこり」などは、注入量や注入方法によって回避できますが、ヒアルロン酸が吸収されていくにつれて自然と消失することがほとんどです。
ヒアルロン酸を打ち続けるとどうなる?
ヒアルロン酸はメスを使わないでリフトアップやしわボリュームアップができる手軽な施術です。しかし、永久に残るものではなく体に吸収されていくため、定期的に注入する必要があります。
繰り返し注入し続けて体に害はないのか気になる方もいらっしゃると思いますが、ヒアルロン酸はもともと人体に存在する成分で、打ち続けても人体に悪影響が及ぶ心配はほぼありません。
ヒアルロン酸注射をして後悔するのはどんなこと?
副作用もなく、ヒアルロン酸注射がデザイン通りに仕上がったのに後悔するときがあります。おもな理由として、仕上がりに満足できていないことが分かっています。
医師に要望が伝わっていない
美しさの基準は人それぞれです。そのため、自分が美しいと思っているバランスと、医師が美しいと思っているバランスは異なることがあります。自分の理想とするデザインが医師にちゃんと伝わっていないと、仕上がりを確認するときにガッカリすることになります。
ヒアルロン酸の入れすぎ
ヒアルロン酸注射では、気に入ったデザインをキープするには、数ヵ月から1年程度で繰り返し施術をしていく必要があります。
施術を繰り返すうちに見慣れてくると「もっとヒアルロン酸を注入したい」という気持ちになりやすく、過剰に注入してしまうことがあります。自然な美しさには全体のバランスが大切です。
【顔のパーツ別】ヒアルロン酸注入の失敗例と対策
顔への注入に限ったことではありませんが、ヒアルロン酸注射で失敗する可能性はゼロではありません。たとえば、左右対称にならずアンバランスに仕上がることがあります。また、注入してもほとんど変わらない場合や不自然に見えることもあります。
ここでは、具体的に顔のパーツ別にどのような失敗があるのか、対策も一緒に解説していきます。
ほうれい線のヒアルロン酸
ほうれい線の溝だけヒアルロン酸で単純に埋めると、口回りが突出して見えたり、浅い層に大量に注入すると凹ついて見えたりすることがあります。
ほうれい線の付け根(尾翼基部)や、その他、頬骨の部分などほうれい線に関連している部分にも注入することで自然な仕上がりにすることができます。
マリオネットラインのヒアルロン酸
マリオネットラインは、口の両端から下へ向かって伸びているしわです。しわに直接ヒアルロン酸を注入することも必要ですが、そこだけに大量に注入すると口元に不自然なふくらみができてしまうため、マリオネットラインの原因につながる、顎や輪郭のボリュームロスも同時に補うことで間接的にもマリオネットラインへアプローチします。
目周りヒアルロン酸
目の下のクマ取り、目の上のくぼみに対して目周りにヒアルロン酸注入を行いますが、ボリュームを出そうとヒアルロン酸を入れすぎてしまうことが主な失敗の原因です。目の皮膚がとても薄く、ヒアルロン酸の量が多いと笑った時など表情を作ったときに不自然なふくらみが気になったり、ヒアルロン酸が透けて見えたりするため注入量を調節します。
おでこのヒアルロン酸
なめらかな丸みを帯びたおでこにするには、ヒアルロン酸を適切な層に均等に注入することです。注入の際に間違った層に注入したり、塊ができてしまうとボコボコしたおでこになってしまうため、肌の薄さやおでこの状態に合った適切なヒアルロン酸を選び均一に広げるように注入する精巧な技術が必要です。
顎(あご)ヒアルロン酸
シャープな輪郭をつくる顎のヒアルロン酸注入では、比較的粒子が大きく硬いヒアルロン酸を選択するため、注入したラインが凸凹しやすいです。また、顎先に大量のヒアルロン酸を注入すると不自然な整形顔になってしまうことがあります。左右差を調整しながら、適切な注入量の見極めが大切です。
唇ヒアルロン酸
唇ヒアルロン酸は、唇にボリュームを出して可愛さやセクシーさといった魅力アップが目的で行われます。失敗としては、ヒアルロン酸が多すぎて腫れぼったい唇になったりしこりができたりするケースがあります。唇ヒアルロン酸はデザインが重要になるため、担当医と理想の形を事前にすり合わせて、全体のバランスをみながら注入する量を決めます。
ヒアルロン酸注射で失敗・後悔しないためのポイント
ヒアルロン酸注射で失敗や後悔をしないために、抑えておきたいポイントを5つ紹介します。
医師に要望をしっかりと伝える
自分が美しいと思うバランスと、医師が美しいと考えているバランスは意外と異なるものです。カウンセリングでは、どこをどのように改善したいのかをくわしく話すことです。また、実際の症例写真を見比べながら視覚的にイメージを共有できると、デザインにズレが生じにくいでしょう。
ヒアルロン酸の選択や注入に関する正しい知識をもつ
ヒアルロンは硬さや粒子の大きさ、形成力などそれぞれに異なり、悩みや理想にあわせて選択すると仕上がりもキレイで長持ちします。ヒアルロン酸について事前に調べておくと、質問や提案もできます。皮膚の構造やヒアルロン酸の特性を熟知し、卓越した注入技術を持ち合わせた医師に担当してもらえると失敗や後悔をしにくいでしょう。
ヒアルロン酸注入後にやってはいけないこと
ヒアルロン酸注入の直後は腫れや赤みが多少なりとも出ているため、失敗と判断するのは早過ぎます。1~2週間程度で落ち着くはずですが、注入部位を気にして触ったりマッサージしたりするとデザインが崩れてしまうことがあります。デザインをそのまま定着させるためにも、患部を安静に保つようにして過ごしましょう。
複数のクリニックでカウンセリングを受ける
いくら口コミで評判の良いクリニックでも、実際には説明が分かりにくいことや、医師との相性があまり良くないと感じることがあるかもしれません。できれば複数のクリニックでカウンセリングを受けて、医師やスタッフの雰囲気や要望を取り入れた方法を提案してくれるかなど直接チェックしてから決めましょう。
症例数の多いクリニックや経験豊富な医師を選ぶ
顔には血管や神経がたくさん通っているため、ヒアルロン酸注入には実は大きなリスクが伴います。ヒアルロン酸注入で血流障害などを起こす可能性もあるのです。症例数の多いクリニックや実績のある医師なら、重大なリスクや副作用を回避することができるでしょう。
ヒアルロン酸注射は後悔や失敗してもやり直せる!
ヒアルロン酸の施術後に「しなければよかった」と後悔しても、徐々に吸収されていくので半年から1年も経てば基本的には吸収されていきます。すぐにでも「元に戻したい」場合にも、ヒアルロン酸を溶かす注射剤があるので数日で元の状態へ近づけられます。
渋谷amiクリニックでも「ヒレネックス」と「ヒアルロニダーゼ」というヒアルロン酸溶解注射を取り扱っております。当院での施術を修正するのはもちろん、他院のヒアルロン酸注入後の修正も可能です。
まとめ
渋谷amiクリニックは、ヒアルロン酸注入に確かな技術と豊富な経験をもった医師が担当いたします。お一人おひとりに丁寧なヒアリングをしてお悩みやご要望を聞き取り、あなたのイメージをしっかりと実現いたします。ヒアルロン酸注射で失敗や後悔をしたくないという方は、ぜひご相談ください。
美容皮膚科の施術にお悩みなら、お気軽にご相談ください!