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2024年5月15日
目元へのヒアルロン酸注入には、しわの改善のほかにもさまざまな効果が期待できます。目元の年齢サインやクマ、上まぶたの凹みなどが気になる場合は、ヒアルロン酸注入が適応となるかどうか医師に相談しましょう。今回は、目元へのヒアルロン酸注入の効果や持続期間、リスクなどについて詳しく解説します。
目次
目元のヒアルロン酸注入は、目元のクマやくぼみ目、涙袋、目回りのしわなどの治療に有効です。次のような効果が期待できます。
目の下や目尻のしわの改善には、ヒアルロン酸注入が効果的です。目元は皮膚が非常に薄いため、しわやたるみが目立ちやすい部位です。年齢とともにしわが深くなり、疲れやストレスの影響も重なると、実年齢よりも老けて見えたり疲れた印象を与えたりします。ヒアルロン酸注入によって、目の下や目尻のしわが改善される理由は、注入したヒアルロン酸によってしわの段差が目立たなくなるためです。目の下や目尻のしわを改善できれば、若々しい印象になるだけではなく、明るいイメージを与えることができます。
目の下のクマは、多くの人が悩む美容上の問題です。クマが目立つと、顔全体の印象がくすんで見えたり、老けた印象を与えたりします。ヒアルロン酸は、その保水力によって目の下の皮膚にうるおいを与えると同時に、クマの部分をボリュームアップさせることでクマによる影を軽減します。
涙袋は、目の下にふっくらとした膨らみを与え、目を大きく見せる効果があります。また、涙袋が程よくあると、笑顔がより魅力的で華やかな印象を与えることができます。ヒアルロン酸注入をした部分はふっくらとするため、涙袋の形成が可能です。ただし、過度にヒアルロン酸を注入すると涙袋が大きくなりすぎて不自然な印象を与えるため、医師とのカウンセリングで慎重に治療計画を立てる必要があります。
上まぶたの凹みを改善したい場合にも、ヒアルロン酸注入が効果的です。上まぶたの凹みは、年齢とともに皮膚のボリュームが減少し、脂肪やコラーゲンが減少することによって引き起こされます。この凹みは顔の印象をぼやけさせたり、疲れた印象を与えたりすることがあります。上まぶたにヒアルロン酸を注入すると、皮膚がふっくらとして凹みが改善されます。
目元へのヒアルロン酸注入の効果が現れるタイミングは、施術の直後からです。ヒアルロン酸は、注射後に直ちに皮膚組織に浸透し、効果を感じられるようになります。これは、ヒアルロン酸が元々人体内で合成される成分であることで、皮膚になじみやすいためです。ただし、ダウンタイム中は効果を実感しにくいため、はっきりとした変化が見てわかるようになるまでには、１〜２週間ほどかかる可能性があります。
目元に注射したヒアルロン酸は、時間の経過とともに徐々に体内に吸収され、その効果も少しずつ薄れていきます。ヒアルロン酸の吸収速度は、ヒアルロン酸の量や濃度、種類によって異なります。目元へのヒアルロン酸注入の効果の持続期間は、一般的に半年から1年ほどとされています。ヒアルロン酸注入の効果を維持したい場合は、定期的に施術を受けることが大切です。
目元へのヒアルロン酸注入の効果を実感できない場合、次のような原因が考えられます。
注入されたヒアルロン酸の量や質、注入技術の差などが治療効果に影響を与える可能性があります。ヒアルロン酸注入は、どこに注入しても良いわけではなく、顔のバランスを考慮して適切な量を適切な箇所に注入することが重要です。そのため、ヒアルロン酸注入は手軽に受けられる一方で、医師の技術が結果に反映されやすいといわれています。
ヒアルロン酸を浅く注入すると、皮膚の表面に膨らみが生じ、自然な見た目からは程遠いデコボコ感や青白く透けるチンダル現象など生じる可能性があります。また、注入した部分と注入していない部分との間がはっきりとわかってしまう不自然な仕上がりになりかねません。
目元のヒアルロン酸注射を成功させるために、次のポイントを押さえましょう。
顔のバランスを見て、自然な仕上がりを目指すことが重要です。例えば、目の下にだけヒアルロン酸を注入すると、その部分だけが若返って不自然に見えることがあります。そのため、目尻や額などの周りの皮膚や、ほうれい線のような目立ちやすいしわの治療も検討することが大切です。
良質なヒアルロン酸製剤の選択は、目元のヒアルロン酸注射を成功させる上で極めて重要です。市場には多くのメーカーから提供されるヒアルロン酸がありますが、安価な製品や注入部位に適さない製品を選択すると、不自然な盛り上がりが生じる可能性があります。そのため、価格だけでなく品質にも留意することが大切です。
目元のヒアルロン酸注射を成功させるためには、施術後のダウンタイムを考慮して施術日を決めることが重要です。施術後には腫れや内出血の症状が出ることがあります。これらの症状は個人差がありますが、一般的には数日から1週間程度で落ち着きます。しかし、その間はメイクや外出が制限される場合があるため、施術日を慎重に選ぶことが大切です。例えば、重要なイベントや会議がある日の直前に施術を受けると、腫れや内出血の症状が残ってしまい、不自然な印象を与えてしまう可能性があります。施術後すぐに人と会わないようにスケジュールを調整することで、安心して施術を受けられるでしょう。
目元のヒアルロン酸注射を成功させるためには、技術力や経験のある医師を選ぶことも重要です。ヒアルロン酸注射の成功は医師の技術に大きく左右されます。部位や個人の体質によって適切な深さや量の注入を判断するためには、十分な経験が必要です。
目元のヒアルロン酸注射を成功させるためには、一度に多量の注入を避けることが大切です。目元は繊細な部位なので、場合によっては数回に分けて少しずつ施術を受けることも1つの方法です。
目元へのヒアルロン酸注入には優れた技術と経験が求められます。また、ヒアルロン酸注入で使用するヒアルロン酸製剤にはさまざまな種類があり、患者様に応じて使い分けることが大切です。当院では、数種類のヒアルロン酸製剤の中から、患者様の目元の状態や治療目標に適したものを選び、丁寧な施術を行います。目元のしわやクマ、上まぶたの凹みなどにお悩みの方はお気軽にご相談ください。
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橋本 麻未HASHIMOTO AMI
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