2025年3月4日
ピコトーニングとピコフラクショナルの違いとは?組み合わせは可能?

「ピコトーニングとピコフラクショナルの違いは?」
「どちらの施術が自分の肌に合うの?」
ピコレーザーには「ピコトーニング」と「ピコフラクショナル」の2つの施術方法があり、それぞれ 異なる肌悩みにアプローチ できます。
本記事では ピコトーニングとピコフラクショナルの違い・組み合わせのメリットを徹底解説していきます。
目次
ピコレーザーの照射モードは3種類
ピコレーザーには3つの照射モードがあります。
まずは3つそれぞれの照射方法の違いや目的について知りましょう。
ピコスポット
ピコスポットは、メラニン色素に対して高出力なレーザーをピンポイントに照射します。従来のレーザーよりも細かい粒子にして淡い色素もしっかり除去します。
薄いしみやそばかすにお悩みの方にもおすすめです。
1回でもかなり薄くなったと感じられるでしょう。
輪ゴムではじかれるような痛みはありますが、Qスイッチレーザーで施術するよりもダウンタイムが短く、テープ保護をしないクリニックも多いです。
ピコトーニング
ピコトーニングは低出力のレーザーをシャワーのように広範囲に照射する方法です。真皮層の線維芽細胞を刺激してターンオーバーを促し、肌のトーンアップとともにキメを整えハリをもたらします。
メラニンなどの色素を少しずつ減らしていくため、1回では効果を実感しにくく、5回以上の施術を繰り返すのがおすすめです。
ダウンタイムには軽い赤みや腫れがあらわれやすいですが、2日程度でおさまることがほとんどです。痛みに弱い方でも受けやすいでしょう。
ピコフラクショナル
ピコフラクショナルは、目に見えないほど細分化したドット状のレーザーを照射する方法です。皮膚の中に微細な点状の空胞をつくって創傷治癒能力を高め、肌のターンオーバーも促します。
2週間ごろから徐々に肌のハリ・つやが感じられるようになり、新しいコラーゲンやエラスチンが増える過程で自然と小じわが目立たなくなっていきます。
また、繰り返し施術することで真皮層の弾力性が高まり、毛穴の引き締めやニキビ跡などの凸凹肌もなめらかになり理想的な肌へと近づくでしょう。
項目 | ピコトーニング | ピコフラクショナル |
---|---|---|
照射方法 | 低出力のレーザーを広範囲に照射 | 微細な点状のレーザーを照射 |
主な効果 | くすみ・肝斑・トーンアップ | 小じわ・毛穴・ニキビ跡改善 |
ダウンタイム | ほぼなし(軽い赤み程度) | 数時間~数日(軽い腫れ) |
施術回数 | 5回以上推奨 | 3~5回推奨 |
✔ ピコトーニング → 色ムラ・くすみを改善し、美白効果を高める
✔ ピコフラクショナル → コラーゲンを増生し、肌のハリ・毛穴を改善
ピコトーニングとピコフラクショナルはどっちがいい?
ピコトーニングもピコフラクショナルも顔全体への施術が一般的です。どちらがいいかは肌の状態やお悩みによって異なりますが、お悩みや目的に合わせて選ぶと効果を感じやすいでしょう。
ピコトーニングが向いている人
✔ 肝斑・くすみが気になる
✔ 顔全体を均一なトーンに整えたい
✔ ダウンタイムを抑えながら肌質を改善したい
✔ 回数を重ねながら徐々に効果を出したい
メリット
◆ ダウンタイムがほぼないので仕事や予定に影響しにくい
◆ 施術後すぐにメイクOK
◆ 継続することで肌のトーンアップ
ピコフラクショナルが向いている人
✔ 毛穴の開きや小じわが気になる
✔ ニキビ跡や肌の凹凸を改善したい
✔ コラーゲンを増生し、肌のハリを高めたい
✔ 比較的早く肌質を改善したい
メリット
◆ 1回の施術でも変化を感じやすい
◆ 毛穴引き締め&ハリ感UP
◆ 肌のターンオーバーを促進し、若々しい肌へ
ピコトーニングとピコフラクショナルは同時にできる!
「どちらを選ぶべき?」と悩んでいる方には、 両方を組み合わせる施術 がおすすめ!
ピコトーニングとピコフラクショナルを組み合わせると、肌のターンオーバーが促されてメラニン色素が排出されるスピードが早くなります。
さらに、ピコトーニングの熱影響により線維芽細胞が活性化して、より効果的な毛穴の引き締めや肌質改善に期待できます。
別々に施術するなら
肌の状態によっては別の日に施術をしたほうがいい場合や、クリニックによって同時施術はしていない場合があります。
実際の間隔については、医師に確認しましょう。
ピコレーザーは何回受けるべき?
ピコトーニングもピコフラクショナルも、施術を繰り返し受けることでより高い効果がのぞめます。
はじめのうちは短い間隔で照射することもありますが、ピコトーニングは2~4週間ごとに5回以上、ピコフラクショナルは4週間ごとに5回以上受けるのが一般的な目安です。
ただし、肝斑やくすみ、ニキビ跡のように人によって症状の現れ方が大きく異なるケースでは「〇回すれば効果がある」とは言い切れません。
カウンセリングや診察を受けて実際の肌の状態と症状の程度を診てもらえば、目安となる回数を医師から聞くことができます。
ピコトーニングやピコフラクショナルに併用できる治療
それぞれほかの美容治療と併用することで、より効果を高めることができます。
美白成分の内服・注入
トラネキサム酸やビタミンC(シナールなど)といった美白成分を併用することで、より高い美白効果が期待できます。
ピコトーニングは色素沈着が起こりにくいレーザーですが、トラネキサム酸などの働きにより体の内側からメラニン色素の生成を抑えます。
エレクトロポーションなど、肌に直接トラネキサム酸やシナールを届けられる施術との併用もおすすめです。
トーンアップと肌質アップを一気に叶えたいなら組み合わせが肝心!
ピコトーニングとピコフラクショナルの違いについて解説しました。それぞれのモードは、症状や目的に合わせて選択することが大切です。
ピコトーニングとピコフラクショナルの同時施術や、ほかの施術との組み合わせ治療を希望している方は担当医に相談しましょう。
amiクリニックでは、肌診断機を用いて、レーザー治療、内服、外用含めてカスタマイズ治療をご提案させていただいております。肝斑や肌トラブルにお悩みの方は、当院で一気にケアしてみませんか。
ピコトーニングとピコフラクショナルの組み合わせ治療については、カウンセリングでご相談ください。
美容皮膚科の施術にお悩みなら、お気軽にご相談ください!